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2015年2月15日日曜日

文京社会験学コンテスト 最終報告会を開催しました

1月31日(土)に文京社会験学コンテストの最終報告会を文化シヤッターBXホールにて開催しました。

昨年7月から各グループで取り組んできた半年間の活動の成果を来場者の皆さんに発表するもので、当日は70名の方にご来場いただきました。




今回会場となった文化シヤッターBXホールは、文化シヤッター株式会社のご好意により、無償でご提供いただきました。

会の冒頭では、来賓としてご来場いただいた、成澤廣修文京区長、辻清人衆議院議員より一言ご挨拶をいただきました。




続いて、各グループから活動報告を行いました。

プレゼンテーション形式で行われ、1グループあたり12分間の発表、3分間の質疑応答、計15分の発表時間を設け、参加した6グループより発表を行いました。




審査にあたっては、協賛企業・団体、行政からそれぞれ4名の方に審査員を務めていただきました。

■審査員
・伊藤 守さん(東京本郷ロータリークラブ理事/毎日コムネット 代表取締役社長)
・當山 徹太郎さん(文化シヤッター株式会社 特需事業本部 新事業開発室 課長)
・鈴木 大助さん(文京区 男女協働子育て支援部児童青少年課 青少年係長)
・境野 詩峰さん(文京区 区民部協働推進担当課長)
・今村 亮さん(認定NPO法人カタリバ・文京区青少年プラザb-lab館長) ※当日は所用のため、欠席

※審査員のプロフィールはこちらをご覧ください。


審査の結果、女子高生向け地域情報フリーペーパーを制作した「Support the Girls」が最優秀賞に選ばれました。

表彰では各審査員がプレゼンターとなり各グループに壇上で賞状、トロフィーが手渡され、その際に各審査員より一言講評をいただきました。



報告会終了後には、スタート時からグループの活動をサポートした社会人の「伴走者」より、修了証を各受講生へ手渡し、半年間の活動を締めくくりました。



今回のコンテストでは、最終報告会にご来場いただいた皆さまをはじめ、初めての取組みにも関わらず、多くの方に活動にご協力をいただきました。

次年度も活動を継続していく予定ですので、引き続き、応援よろしくお願いします。


◆審査結果

グループ名
企画概要
最優秀賞
Support the girls
地域情報フリーペーパーの制作
優秀賞
TEA GROUP
「キッズアートプロジェクト」 チャリティーグッズ製作・販売
審査員賞
SUKASUKATAN
チャリティ鍋パーティーの開催
敢闘賞
COW
教育支援ボランティア参加
敢闘賞
Once a PINE
和体験(藍染め・華道・茶道・琴)イベントの開催
敢闘賞
Smile For All
国際交流料理教室の開催 

2015年2月3日火曜日

地域メディア「Jibun」掲載 文京社会験学コンテスト最終報告会レポート

文京区の子ども・子育て・まち情報を発信している地域メディア「Jibun」にて、文京社会験学コンテスト最終報告会の様子を掲載していただきました。

今回、許可を得て2月1日付けで掲載していただきました記事を引用・ご紹介させていただきます。

情報誌やパーティーで稼いで寄付して気づきや学び/高校生の「文京社会験学コンテスト」最終報告会MOYOプレゼン地域情報誌を発行して得た広告料を、途上国の女性支援に。チャリティ鍋パーティーの売り上げを、あしなが育英会へ。起業と社会貢献を高校生に同時に体験してもらおうという「文京社会験学コンテスト」の最終報告会が1月31日、文京区西片の文化シャツターBXホールで開かれた。区内の高校に通う6グループ25人が、約半年かけ、自らが考え出したイベントや物品販売などの「事業」を通して得た収益を、NPO法人などに寄付するプロジェクト。紆余曲折の末、事業ができなかったグループもあったが、懸命に考え行動した高校生の姿に、会場からは「大人の方が学ばせてもらった」との感想も。最優秀賞は、フリーペーパーで10万円の収益を上げ、途上国の女性教育支援をしているNPOに寄付した「Suppport the girls」が受賞した。問題解決力やコミュニケーション力などの「生きていく力」を高校生に養ってもらうことをねらい、NPO法人Curiosity(キュリオシティ)が主催。各グループは5万円を元手に、自ら事業を企画し、収益を上げることを目標にした。文京区在住・在勤の社会人が各グループに1人、伴走者としてついた。MOYO中身最優秀賞の「Suppport the girls」は3人の女子高生グループ。途上国で高校に行けない同世代の女性がいることに問題意識を持ち、寄付先はすぐ決まった。地域情報誌「MOYO(スワヒリ語で「心」の意味)」を制作することにし、夏ごろ、広告を取るために区内の店を100店以上訪ね歩いた。相手にされないこともあったが、チェーン店でなく個人商店が狙い目と気づき、最終的に26店から広告を取った。秋にA4版9ページの情報誌を1500部制作。高校やイベントで配布したほか、20カ所以上の店などに置いてもらった。売り上げは広告費だけだが目標の10万円を達成。寄付を受けたNPO法人「ルーム・トゥ・リード」の担当者は「この金額で4人の女性が学校に通える」と喜びを語った。餃子パーティー中国出身者や在住経験者のグループは中国語も学べる手作り餃子パーティーを企画、外国にルーツを持つ子どもたちの教育支援団体に寄付した。入院中の子どもたちが描いた絵を、デザイナーの力を借りてノートや絵はがきといったグッズにして販売したグループもあった。キッズアートしかし失敗も多かったようだ。ダンスライブを企画したが出演者と日程が合わず中止、ケーキ作り体験イベントを企画したら保健所の申請の問題が生じて中止、最終的にチャリティー鍋パーティーに落ち着いた、という例も。準備が間に合わず、華道部や茶道部員であることを生かしてこれから「和文化体験」イベントを開くグループもある。老人ホームに行ったり、ゆるキャラ出演交渉に奔走したり、芸人出演交渉のため吉本興業を訪ねたら日曜日で休みだったり……曲折を経てスポーツイベントに絞り、小学校にもチラシを配ったものの参加者が集まらず、イベントは中止、次の手がかりができたところでタイムアウト、というグループもあった。Exif_JPEG_PICTURE(あいさつするキュリオシティ理事長の小川さん)
キュリオシティ理事長の小川智康さんは「6グループが何かしらの成果をあげて最後まできたのがすごい」という。「高校生のチャレンジ精神やモチベーションに驚かされた。成功がよくて失敗がだめなのではなく、それぞれに気づきや学びがあったことがよかった」と話していた。社会験学コンテストは来年度も続けるという。(敬)